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司法書士試験 ひとり合格体験記⑤(この勉強で合格した) [司法書士試験]

ひとり合格体験記パート5
これが最後です。

よかったと思える勉強法を書きます。

まず、いかに効率よく、集中して勉強できるかを意識しました。
そのために、行ったのは、
・間違いノート(A6サイズ)にどうしても覚えられない論点だけを書いて持ち歩いた。

・土日祝はコワーキングスペースで勉強した。

・風呂場でも勉強した。

・できるだけ1日に網羅的に科目をどんどん回した。


です。

まず、間違いノートですが、これは前回やってはいけない勉強法とどう違うのかというと、

ベースはテキストを繰り返し読んで覚えるわけで、これは本当に繰り返し読む必要があります。
それでもどうしても覚えられない論点や、改正や載っていない論点だが重要に思える論点だけを、 B6ノートに書きました。
こんな感じなんですが、
間違いノート.jpg

字が汚くても読めればよいし、科目も思いついたときに書くので、ごちゃまぜです。
ただ、ここに書いたことは、どうしても自分が覚えられないことなので、 自分にとってとても重要な得点源なわけです。

これは胸ポケットに入るサイズなので、ボロボロになるまで何度も読み返しました。

ちょっとトイレ行くとき、電車乗っているとき、エスカレーター、あまりよくないですが、 ちょっと歩きながらも使いました。

ただ、これ何でも覚えられないから書くようになってしまうと、時間が足りなくなるので、
どこまで書くか、書かないかは重要です。


次にコワーキングスペースですが、僕はどうしても自宅で長く勉強するのが苦手で、
テレビやゲーム、ギターがあるので、息抜きが勉強と入れ替わりかねなくなります。

以前は、ビジネスホテルでたまに一人勉強合宿してましたが、コロナ禍もあり、コスパに合うホテルが見つからなかったりして難しくなりました。

今年はコワーキングスペースでライトプランで数か月契約し、1日中勉強できましたし、
水やインスタントコーヒーが飲めるのでお勧めです。

月2200円で、当時は2回分使えて、追加は1日1100円※今は1600円くらいになっています。
https://bizcomfort.jp/

朝から晩までいて、1日1100円は安いし、駅に近いしお勧めです。
直前期は月に5,6回利用しました。


3つ目。

これは平日はどうしても勉強時間が足りなかったり、風呂入る時間も惜しかったりで、 風呂場でもレジュメや間違いノートを持ち込みました。

これは、1つ目の間違いノートとは別に紙ファイルに、解説レジュメやパソコンで手入力した覚えにくい論点(結局なにがしか書いていましたが、手書きではないのでそれほど大きなロスではなかった)をとじ込んで、湯船に浸かりながら、ページをめくって確認作業をしました。

ただ、これは湯船で眠くなることも多く、うとうとして湯船につけてしまったりしましたので、
本当にボロボロでした。でも、これはそういうノートでしたので、使いまくりました。


最後4つ目。これは、僕は集中力があまりなかったので、一つの科目をやり続けるのが苦手でした。どうしても10分15分で飽きるんです。 なので飽きたらすぐ次の科目、という感じで
ケータイ司法書士の民法→リアリスティックの会社法→ケータイ司法書士の民事訴訟方法
→記述の基礎講座 という感じで、網羅的にやりました。そうすると、一つ一つの科目のテキスト読み込み時間は短くとも、1日の勉強量は結構な量になります。この試験は苦手科目は作ってはいけないと思うので、これは効果的でした。結果的にマイナー科目はページ数が少ないので、勉強量はボリュームにある程度比例するので、マイナー科目をやりすぎたということもあまりなかったです。
study.jpg
前に載せたスタディプラスというアプリですが、カラフルなグラフになっています。 これは1日にいろんな科目をやったということです。


まあ、こんな感じで、10分でも15分でもうまく勉強できる環境をできるだけ作りました。
書いていて少し矛盾を我ながら感じますが、

メリハリとして、 ギターやサッカーでは勉強から離れる時間は確保し、リフレッシュする。 ただし、勉強する時間は、移動中、歩いているとき、少しの休憩中であっても、 勉強時間を確保する。

これを繰り返すことで、
4月には徐々に結果がついてきました。
簡単に言うと、やはり勉強する時間がないと無理ですし、 わかっていない論点をわかるようにしていくことが必要で、 すでにわかっている論点は確認に近いので、 自分が何がわかっていないか、それをどう正確に覚えるか。

プロセスは人それぞれですが、無駄な時間にならないように考えないといけないです。

模試でもだいたいですが、午前・午後は30前後は取れていました。記述は結構しくじっていましたが、致命的ミスや枠ずれをしないレベルには最終的には書けるようになっていました。


ひとり合格体験記パート5まで書き切りました。

とりあえずは一旦ここまでにして、
次回からは、口述試験や新人研修のこととかを書ければいいなと思います。では。
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司法書士試験 ひとり合格体験記④(やってはいけない勉強法) [司法書士試験]

ひとり合格体験記パート4です。
そろそろ終盤に近付いてきました。

僕が長い受験勉強期間の中で、自分に合った勉強方法を見つけるまでに
色々な勉強方法を思いついては実践しました。

その中で、これは絶対にやってはいけなかったというものもあります。
これで2~3回は受験失敗したと思います。

・レジュメの論点比較などをノートに書き写して覚えようとした。(-_-;)

・単語帳に書いて、表に問、裏に答えを書いて、インプットに使った。(-_-;)

・主要4科目を重要視しすぎて、マイナーと言われる科目を後回しにした。(-_-;)

この3つです。失敗した論点なので赤字にしました。

まず一つ目、これは当たり前なんですが、僕は書いて暗記するタイプでしたので、
昔うけた講座のレジュメや模試解説で表にまとめている内容をノートに全部書いて覚えることをしました。
結果、時間が全然足りない。書いても完全に覚えていない。時間が経つと忘れていく。 しかも形にこだわってしまい、作ることが目的になってしまいました…



次に、単語帳。これもやはり書いてる時間がもったいないのが大きなデメリットです。
持ち歩けて、移動中や隙間でもすぐ見返せるというのメリットはありますが、
法律の論点では単語帳に書ききれなかったり、事例が変わるともうわからないというのがありました。

というか、一つ目の書いて暗記する方法にも言えますが、
これは森山先生のケータイ司法書士がその役割を完全に満たしており、ノートを作る意味はなかったです(当時はケータイ司法書士の存在を知らなかったのです…)

最後、マイナー科目の勉強。1問しかでない民事執行法、民事保全法、司法書士法は論点が少ないので確実に取らないといけない。憲法・刑法・民事訴訟法・供託法は3~5問あり、すでにマイナー科目ではなかったりします。

午前・午後30問以上を目標にしていました。結果発表までモヤモヤするのはもういやだったので。
それには午前・午後とも5問までしか間違えられないわけです。

マイナー科目は午前6問、午後11問もあるので、だからこそ絶対落とせないわけです。

では、僕がこれはよかった、誰にでもいいんじゃないかなという勉強法があります。
これは長くなってしまったので、次に書きます。
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司法書士試験 ひとり合格体験記③(使用したテキスト) [司法書士試験]

ひとり合格体験記 パート3です。

長くてすみません。
今回は僕が使用していたテキストを書きます。


・オートマチック過去問(2020)

・ケータイ司法書士 (2021時点)※択一のみ

・リアリスティック (最新)

・リアリスティック記述式

・司法書士試験 雛形コレクション(不動産登記法・商業登記法)

2022年はリアリスティックのテキストをちょっとずつ買っていき、
最終的にはこれらのテキストは、ほぼ全科目買いました。
(リアリスティックの憲法・刑法以外)
※ケータイ司法書士は、改正対応のため不動産登記法・供託法・司法書士法のみ買い直した


試験が終わってから結果発表まで2か月以上あり、その間モヤモヤしないためには、
採点が不明の記述の前に

まず択一で最低でも午前・午後とも30を取らないといけない。

正確な知識を定着させる必要があり、いろんな人が言っているように、

直前期は特にテキストはできるだけ読みました。

リアリスティックは、僕にはわかりやすく松本先生の説明が楽しく読めました。
文章でユーモアを交えて、イメージしやすく説明してくれますので、非常にわかりやすかったです。

法律の問題は「~でないとはいえない」とかどっちやねん!と思うような、
あえてわかりにくくしているように思えますし、

実際試験や模試では何を問うているのかよくわからなくてイライラすることもありました。


徐々にこの試験の本質がわかってきて、キーワードから紐解いてここまで覚えないといけないの?というくらい論点が細かい。似たような論点で混同しやすい。こういうところが鬼畜と思う…。


そうすると時間はかかりますが、
やはりテキストは常に読まないといけないし、読んで意味が理解できなければいけない。

過去問も重宝しましたが、解説の2~3行で論点まで理解して暗記することはできません。
(当時テキストをもっていなかったのでオートマ過去問で完璧に暗記しようとしたが、問題を少し変えられるとわからない問が結構あった)


リアリスティックはそういう意味では理解しやすく、読みやすいので、とてもよかったです。


それから、リアリスティックの記述本ですが、
僕はこれについてはリアリスティック記述式の基礎講座のみを受講しました。


前年度に択一は32・25と午後はイマイチでしたが上乗せ7問取れましたが、
商業登記の記述で新株予約権の問題で致命的なミスをしてしまったので、
記述は、正確に確実に書けるようにならないといけない、
やみくもに問題や雛形を書くだけでは取れないと思いました。


リアリスティックの記述テキストは、講義の中で主に使用し、
それ以外は直前期に復習で解き方を読みかえす意味で使いました。


使用頻度としては、

12月~3月にかけては、オートマ過去問を3周くらい回す。同時進行でリアリスティック、ケータイ司法書士


3月~直前期は、リアリスティック、ケータイ司法書士、たまに雛形コレクション


という感じでしょうか。記述の基礎講座を12月~3月まで受講していたこともあり、徐々にオートマ過去問はやる時間がなくなり、アウトプットは模試まではほとんどやらないという感じになっていきました。

ケータイ司法書士は、移動中や昼休み リアリスティックのテキストは夜に帰宅後に読む。


使用したテキストはこんな感じだった思います。
これだけでもテキストは15,6冊はありました。




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司法書士試験 ひとり合格体験記②(勉強スタイル) [司法書士試験]

ひとり合格体験記パート2です。

まず、僕はフルタイム兼業受験生でした。
朝9時から定時18時+残業2~3時間というのが毎日の勤務で、ただ、土日は大体は休めました。


勉強を開始して最初の頃は基礎講座をDVDで視聴して、数年経過したという状況でしたので、
ある程度は、基礎知識はありました。


ある程度がどのレベルかというと、2019までは択一で基準点を超えたことがなかった…
(午前25・午後22くらい)
まあ全然勉強理解度が足りてなかったと思います。


この状態から、特に合格した今年2022年にどのように勉強したかというと、

・例年通り12月から勉強再開(試験勉強の反動でやる気が全く起きなかった)

・12月~4月
平日 昼休み30分・夜21時~23時・その他隙間時間:2時間+αの勉強
土日祝 5~8時間勉強

サッカー 毎週土曜日+公式戦 月1回程度、自主トレほぼ毎週日曜日1時間程度
ギター教室 月2回 その他土日は自宅で演奏 1時間程度

・5月~試験
平日 朝30分 昼休み30分 夜21時~0時・その他隙間時間:4時間+α
土日祝 9~12時間勉強

サッカー休養(2か月)自主トレ 月1回程度
ギター教室 月2回 その他土日 自宅で30分程度

という感じでした(思ったより勉強してました)。


スタディプラスというアプリの画像があるのでちょっと貼り付けます。
study2.jpg

これは3月ですね。


study.jpg

でこれが最後の週かな。


直前期は平日でも隙間を縫って5時間くらいは勉強していました。

司法書士試験は、範囲が広すぎてやってもやっても終わらないし、
やってもやっても記憶から抜けていきます。


それをどのように勉強するかが自分にあった勉強スタイルだと思いますが、
僕はアホなので、仕事しながら勉強しながら、サッカーもギターも続けました。

5月.jpg
普通に5月入っても試合の感想とかつぶやいてます。


半年や1年、サッカーやギターを中断する気にはならなくて、
それが長期化した原因ではありますが、たぶん当時は本当の意味で本気ではなかったのだと思います。


過去2年あとちょっとで不合格だったこともあり、悔しかったですが、

逆にサッカーやギターやりながらでも合格できるなとも思いました。


ただ、辞意を表明しているのに3年連続不合格はありえないので、
直前期はセーブし、その分を勉強時間にあてました。


長くなってきたので、パート3に続きは書こうと思いますが、
こういうパターンもあると参考になれば幸いです。

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司法書士試験 ひとり合格体験記①(成績通知) [司法書士試験]

まず今更ですが、
今年の司法書士試験の筆記試験の成績通知です。

ようやく合格しました。
240.5点(合格点216.5点 78位らしい)
r4成績.jpg
2021年は208点(合格点208.5点)
r3成績.jpg
2020年は205点(合格点205.5点)
r2成績.jpg

2年連続で0.5点で不合格はつらかったですが、
今年は点数に余裕をもって合格できました。

今考えれば、本気で追い込んで勉強したのはこの3年だけだったのかもしれません。
それまではいつか受かるだろうという安易な気持ちがありましたし、
実際、働きながらの勉強は体力的にも時間的にもきつく、試験前の金曜日でも仕事で遅くなるということもよくありました。
そんな状態でしたので、社会人サッカーは毎週行ってましたし、ギターもずっと弾いていました。


ただ、2020~2022年の試験勉強が、今までと違っていたのは、

・資格を取って転職したいと公にした

・勉強の仕方がようやくわかった

この2点が変わりました。
サッカーは4月まで毎週行って、ギターもずっと弾いてました。
でもこれはメリハリとして必要でした。

これにより試験勉強を理由に有給休暇が(2日ほどですが)取りやすくなり、
少し早く仕事から帰れるようになりました。

もう一つは、長くなったのでまた次回にしますが、
司法書士試験の鬼のような範囲の広さ、法律の独特な言い回し、結論が〇か×かだけでなく、根拠が正しいかどうかも覚えないといけない、法改正で答えが変わる…
これらの沼に僕は、安易に考えていたため、いろんな勉強方法を実践し、失敗してきました。

なので、合格した今年は、やってはいけない勉強方法がいっぱい言えます(泣)。

勉強方法はその人にあった勉強方法がいくつもあると言いますが、
僕にとってこれはやっておいてよかったというやり方もあります。

それをここに書いておこうかなと思います。

ちょっと長くなったので今回はこの辺で。
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司法書士試験に合格した [司法書士試験]

令和4年11月11日司法書士試験にようやく合格しました。

苦節何年か忘れましたが、勉強開始から10年近くかかりました。
2,3回事情があり受験しなかったのですが、フルタイム兼業で7~8回は受験しました。

(長すぎる…。)

また次回書きますが、ちんたら勉強開始して、それなりに本気で勉強しましたが、
本当の意味で「正しく」本気で勉強したと言えるのは、たぶん直近3年だけだったのかなと思います。


2022.12現在、僕はまだ会社勤めですが、来年退職して司法書士業界に行くことを決めました。

転職しようと決めたきっかけはありますが、当時の僕から考えたら、
試験勉強しといて言うのがおかしいですが、まさかという感じです。
(こんなだから合格しなかったとも言える…)
今、12月に入り、新人研修が徐々に始まっている段階です。

来週から1月まで忙しくなりそうなので、時間があるうちに、書いておこうと
またブログ(No.4)を新調した次第です。

基本的には、
司法書士試験、研修、その後どうなっていくのかをテーマにしたいと思っています。
ギター、サッカーもずっと続けているので、たまに書きます。

最初はこんな感じからお願いします。

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